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Book Impressions 【夜明けの街で】 東野圭吾

作品名:夜明けの街で

著者:東野圭吾

 

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2007年6月に小社より刊行された。

 

不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる。

建設会社に勤める渡部は、派遣社員の仲西秋葉と不倫の恋に墜ちた。2人の仲は急速に深まり、渡部は彼女が抱える複雑な事情を知ることになる。15年前、父親の愛人が殺される事件が起こり、秋葉はその容疑者とされているのだ。彼女は真犯人なのか?渡部の心は揺れ動く。まもなく事件は時効を迎えようとしていた…。 

 

感想

男女の不倫関係をテーマにした物語だ。

展開・季節の流れが早いため、読みやすく次々とページを捲ってしまう。

 

いけないと思いながらも、自らの欲望に勝てない。

取り返しのつかないことになるかもしれない…と頭脳は訴える。

それなのに、なぜ行動や言葉は制御できないのだろう。

人間の精神の弱さや未熟さを改めて思い知らせれる。

 

クライマックスまで読むと、自分の欲望に勝てず突き進む人・傷つきながらも我慢し現状を維持する人・自分の意思を貫く人と、実に様々な人間模様が描かれている。

 

結局はなにが正しくて幸せになれるのかはわからない。

 

ビートルズの「Let it be」の歌詞が物語っているように、

人生は~あるがまま~に流れていくものなのかと…。

 

 

夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)

 

 

夜明けの街で

夜明けの街で